猫は「おしっこのトラブル(尿路結石など)」が発症しやすく注意してあげたい動物ですね!しかし、年齢別に発症率は異なりますが、おしっこトラブルはキャットフードの「マグネシウム量が多すぎると発症しやすいのかという疑問」があると思います。
なので、毎日与えるキャットフードのマグネシウムの役割について把握しておいた方が良いということがわりますよね。私の場合は、健康維持をサポートしてあげることが出来るキャットフードを選ぶ目安として、AAFCO基準値の規定値と比較しています。
ということで、モグニャンの「マグネシウム含有量が適正なのか?」「尿路結石の愛猫に与えてもいいのか?」「肝臓疾患の猫にもおすすめできるのか?」などを調べてみました。
果たして、モグニャンのマグネシウム含有量は年齢別やAAFCO基準値内で適正なのかも、徹底的に比較してみましたので、参考にしてみてくださいね♪
目次
そもそも、モグニャンのマグネシウム含有量や必要性は?
含有量 | AAFCO子猫基準 | AAFCO成猫基準 | |
マグネシウム | 0.12% | 0.04%以上 | 0.08%以上 |
カルシウム | 0.62% | 0.6%以上 | 1.0%以上 |
ナトリウム | 0.3% | 0.2%以上 | 0.2%以上 |
リン | 0.53% | 0.5%以上 | 0.8%以上 |
※AAFCO基準とは、アメリカの全米飼料検査官協会が、健康的な猫の体を目指す為に「最低限の基準」を作った数値の事です。あくまでも目安として最低限守ってもらいたい数値ですが、猫の体に絶対良いことは言えませんね。
1、モグニャンのマグネシウム量は0.12%と判明?!
なんとモグニャンのマグネシウム含有量は記載されていません。ということで、販売元のレティシアンに確認してみると・・・
モグニャンのマグネシウム量は、0.12%ということがわかりました!
※その他、カルシウム・ナトリウム・リンなどの含有量も教えてくれました。
まず、気にしたい成分が記載されていなければ問い合わせした方が良いですね!大体のメーカーは教えてくれます。ここで、言葉を濁したりするメーカーは信用できないので、違うキャットフードを考えた方がいいかもしれません。。。
モグニャンを販売しているメーカーの場合、前日の夜に問い合わせ、翌日には返信がありました!
2、では、モグニャンのマグネシウム量は最適なの?
それでは、モグニャンに使われているマグネシウム量についてお教えしていきますね!
モグニャンのマグネシウム量が0.12%で、AFFCO基準値が「成猫0.08%以上・子猫0.04%以上」ということで、少し多いような気がしますよね!
そもそも、マグネシウムには猫の健康維持をサポートする為に必要不可欠な成分です!なので、AAFCOでは○○%以上という基準値を設け「健康な猫に最低限必要なマグネシウムの量」を教えてくれています。
では、そのマグネシウムの働きって・・・?
- 神経の伝達サポート
- 筋肉を動かすサポート
- 糖分・脂質・タンパク質の分解を助ける
- 血液や体温の温度調節をサポート
- 血液粘度の調整をサポート
これらの働きをサポートする為に必要な成分がマグネシウムです!
では、「モグニャンのマグネシウム量は最適な数値なのか?」という疑問があります。結論としては、最低値以上の数値を確保しているので、健康維持をサポートしてくれるキャットフードだという事がわかりました。
3、モグニャンのマグネシウムは尿路結石を予防するの?
まず、マグネシウムの量が0.12%というモグニャンは、数値が高いという悪評「モグニャンのマグネシウム0.12%は多すぎです!」がありましたが、医学的な根拠はありませんので注意してくださいね!
マグネシウムの量を気にすることで、猫の健康維持に最適だと思われていても、それでも尿結石ができる子はいます。また、モグニャン以外のキャットフードで、マグネシウムが0.12%以上であっても尿路結石にならない猫もいます。
マグネシウム含有量と尿路結石予防の関係性については全く意味がありません。なので、モグニャンは尿路結石治療をするためのキャットフードとしては販売されていません。
マグネシウムの量を目安に尿路結石対策としてキャットフードを選んでいる人もいます。間違ってはいけない事は、マグネシウムを制限する場合は、尿路結石を治療をする猫の場合です。
【まとめ】モグニャンのマグネシウム量は健康維持におすすめ!
尿路結石の猫は、マグネシウムを制限した療法食キャットフードで、結石を溶かす食事療法をする場合があります。また、治療が改善されると、基準値以上のマグネシウムを含んだ、健康維持をサポートする総合栄養食に戻すように指導されます。
これは、結石が溶けてしまうと、マグネシウムを控える必要がなくなり、逆に健康が損なわれてしまうため、通常のキャットフードに戻さないといけません!
しかし、治療が終わった猫が再発しないようになど、尿路結石対策としてモグニャンはおすすめな食材を使用しています。モグニャンに使われている「動物性タンパク質(タラ)・クランベリー・セイヨウタンポポ」などの食材は尿路結石予防に期待ができる成分です!
また、モグニャンは低カルシウムのキャットフードで、高齢期や老年期に多いカルシウム由来の尿石シュウ酸カルシウム対策としてもおすすめです!
結石症の発症率は?モグニャンのマグネシウムはおすすめできる?
発症率 | マグネシウム による結石 |
カルシウム による結石 |
おすすめ度 |
1歳までの成長期 | 高い | 低い | |
1~6歳の成猫期 | 高い | 標準 | |
7歳以上の高齢期 | 標準 | 高い | |
11歳からの老年期 | 低い | 高い | |
15歳からの長寿期 | 低い | 高い |
上記の比較表は、年齢別にマグネシウムとカルシウムによって発症しやすい結石症を比較して、モグニャンのライフステージ別におすすめ度をまとめました。
マグネシウムによる結石は「ストルバイト結石」、カルシウムによる結石は「シュウ酸カルシウム結石」です。モグニャンのマグネシウム0.12%・カルシウム0.62%です。
AFFCO基準のマグネシウムは、0.08%以上で、モグニャンは0.12%と少し高いだけなので、子猫や成猫に与えても問題のない数値です。しかし、成長期や成猫期に結石症にかかったことのある猫の場合は、獣医さんに相談して決めてもらった方が良いですね。
また、モグニャンは低カルシウムキャットフードなので、高齢期~老年期におすすめできますね!ただ、あくまでも年齢別の発症率をまとめてみただけなので、参考程度にしてもらうと幸いです。
一度、尿路結石に掛かったことのある猫は、症状が再発することが多いと言われています。ただ、モグニャンは、尿路結石に掛かったことのない猫の場合、数値が気にならない健康維持をサポートするキャットフードですね!
モグニャンと人気キャットフードのマグネシウム・カルシウムを15種比較!
マグネシウム | カルシウム | 総合評価 | |
モグニャン | 0.12% | 0.62% | |
カナガン | 0.09% | 1.58% | |
シンプリー | 0.13% | 1.89% | |
アイムス | 0.12% | 表記なし | |
ロイヤルカナン | 0.07% | 1% | |
ピュリナワン | 0.09% | 1% | |
シーバ | 表記なし | 表記なし | |
ナチュラルチョイス | 0.1%以下 | 0.9%以上 | |
カルカン | 0.09% | 0.9% | |
ファインペッツ | 0.07%以上 | 1.1%以下 | |
オリジン | 0.09%以上 | 1.4%以上 | |
カークランド | 0.1%以下 | 表記なし | |
アーテミス | 0.09% | 1% | |
銀のスプーン | 0.08% | 0.9% | |
ねこ元気 | 0.09% | 1% |
上記のミネラル分(マグネシウム・カルシウム)を比較してみましたが、モグニャンも標準的な数値になります。また、総合的な評価とは、食材やマグネシウム・カルシウムのバランスが優れていたキャットフードが評価が高くなります。
この比較表では、マグネシウム・カルシウム・食材のバランスを比較して評価してみましたので参考にしてみてくださいね!
まとめ
今回は、モグニャンのマグネシウムについて調べてみましたが、いかがでしたか?
マグネシウムが尿路結石を引き起こしていると思っていた人もいると思いますが、実は医学的な根拠がなかったりと驚いている人もいるのではないでしょうか?
実際のマグネシウムには、重要な働きがあって、猫の健康維持には絶対に必要な成分ということもわかりました。
しかし、尿路結石の猫にモグニャンのマグネシウム量が適正なのか?という質問も多いのですが、結論からいうとモグニャンは療法食ではありません。尿路結石や肝臓が悪い猫は、獣医さんの支持に従った療法食を選んでもらう必要があります。
ということで、モグニャンのマグネシウム量は、健康維持をサポートする為に重要な成分なので非常におすすめですね!