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ラグドールに与えるキャットフードの選び方とおすすめを徹底解析

ラグドールに与えるキャットフードの選び方とおすすめを徹底解析
獣医の私
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こんにちは!「キャットフードと私」編集長のミナミです。

布製のぬいぐるみという意味を持つ「ラグドール」は、人懐っこく比較的おとなしい性格であるため、飼い猫として好まれている特徴を持っています。

大型の猫で、最大10kgまで成長することがあることから、成長に合わせてケージや食事を切り替えていく必要があるので注意しましょう。

成長速度が遅いので、完全に成長するには3年~4年の歳月がかかると言われています。今回は、そんなラグドールのキャットフードを選び方とおすすめのキャットフードを紹介していくので、参考にしてみてください。

ラグドールに与えるキャットフードを選ぶポイント

大型の猫であるラグドールに与えるキャットフードは、食べる量が多くなることから、慎重に選ぶ必要があります。どのようなキャットフードがラグドールにおすすめなのか、詳しい内容を解説していくので、参考にしてみてください。

1、成長する時期が長いラグドールには高タンパクが必要!

ラグドールは、3歳~4歳まで成長を続ける大型の猫であるため、筋肉や骨格を作るたんぱく質を多く摂取する必要があります。そのため、キャットフードを選ぶ上で高たんぱくであることが、ラグドールのキャットフードを選ぶ上では重要なポイントの一つです。

おっとりしている性格であることから、運動量も他の猫に比べると少ないので、高たんぱくの食事を与えて、筋肉を維持させるようにしてあげましょう。

2、ラグドールにも無添加キャットフードが最適!

ラグドールだけでなく、猫全体にいえることですが、人工添加物が含まれているキャットフードは、猫の健康を阻害することが多く、体調不良や消化不良の原因になってしまうことがあります。

防ぐためにも無添加のキャットフードを選んで、与えるようにしましょう。食事は毎日与えるものであることから、少しでも健康にいいキャットフードを選ぶことが、愛猫のためにもなります。

特に着色料や香料というものは、猫が食事を行う上で関係のないものなので、含まれているキャットフードは選択しないようにしましょう。

3、できるだけグレインフリーで消化不良を防ぐ!

人工添加物と同じように、ラグドールだけでなく、猫全体にいえますが、穀物は猫の消化不良を引き起こすことから、出来るだけ含まれていないことが望ましいでしょう。しかし、市販のキャットフードには、かさ増しを行うために穀物が多く含まれている傾向にあるので、購入する際には原材料の欄をしっかり確認しておくことが重要です。

また猫が穀物を摂取することで消化不良になるのは、穀物を分解する酵素であるアミラーゼが少ない傾向にあるためと言われています。そのため、猫には穀物が含まれていないグレインフリーのキャットフードを与えることが、いつまでも愛猫の健康を維持するために重要な選択です。

ラグドールにおすすめのキャットフード

ラグドールに与えるキャットフードの選び方について解説していきましたが、具体的にどんなキャットフードがいいのか、知りたいという方も多いでしょう。そんな方のために、ラグドールにおすすめできるキャットフードを紹介していくので、参考にしてみてください。

1、カナガンキャットフード

チキンを主原料に猫の体調を気遣う成分がたくさん含まれているのが「カナガン」です。高たんぱくで脂質の量も適切であるため、筋肉量を維持しながら肥満対策にも効果が期待できます。

人工添加物が含まれていない無添加であるため、愛猫の健康を維持するためにも理想のキャットフードといえるでしょう。

また穀物不使用のグレインフリーであることも、ラグドールのキャットフードとしておすすめのポイントなので、品質と安全性の両方の面でも信頼できるキャットフードです。

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2、オリジンキャットフード

カナガン同様に、チキンを主原料としている「オリジン」は、新鮮な鶏肉が使用されているため、高たんぱくな食事を実現することが出来ているのがおすすめポイントの一つです。

人工添加物が含まれていない無添加で、グレインフリーであることも、毎日食事として与えるメリットといえるので、安心・安全に愛猫に食事をさせるのであれば、ぜひ一度試してみることをおすすめします。

またオリジンにはいくつかの種類があり、その中には猫がかかりやすいと言われている尿路結石の改善にも効果があると言われているキャットフードもあるので、病気にかかりにくい体質にするためにも、オリジンは効果が期待できるでしょう。

3、シンプリーキャットフード

サーモンやニシンといった魚系の成分が配合されていて、ラグドールの食欲を促進させる効果が期待できるので「シンプリー」の特徴です。高たんぱくで低脂質であるため、肥満になることを防ぐ効果も期待できます。

また無添加でグレインフリーであるため、ラグドールの体調不良や消化不良を引き起こす可能性も少ないので、健康に気を遣うのであれば、ぜひ購入しておきたいキャットフードといえるでしょう。

ただカルシウムとマグネシウムの量が比較的多い傾向にあるので、尿路結石などの病気にかかってしまわないように、細心の注意が必要になります。

ラグドールにかかる日頃の食事代

ラグドールの生涯に掛かる食事代

大型で比較的食欲もあるラグドールですが、平均的にどれくらいの食事を取るのでしょうか。金額については、購入するキャットフードによるものが大きいので、それぞれの家庭によって費用は異なるでしょう。

その中でも平均的な目安としては、中型の猫よりも1.5倍ほどの費用がかかると考えておくことをおすすめします。

特に無添加やグレインフリーのキャットフードは、量が多くなると費用が高くなってしまうことから、ラグドールを飼う上で、家計が傾いてしまうほどであれば、一度キャットフードの金額を見直すようにしてください。

ラグドールを飼う時の注意点

ラグドールを飼う前の注意点

おっとりしていて、比較的飼いやすい猫の品種と言われているラグドールですが、飼う上ではいくつか注意しないといけない点があります。どのような点に気を付けないといけないのか、詳しい内容を解説していくので、参考にしてみてください。

基本的に住む環境としては、室内で飼うようにしましょう。その上で運動量が少なくなってストレスにならないように、キャットタワーやおもちゃを購入して、一人でも遊べる環境を整えてあげることが重要です。

また時間に余裕があれば、一人で遊ぶよりも飼い主と一緒に遊んだ方がラグドールは喜んでくれるので、一緒に遊べるおもちゃを購入して運動不足にならないように配慮してあげましょう。

食事は基本的に成猫(3歳~4歳)になるまで、たんぱく質を中心に与えていくようにしてください。また成長途中に低カロリーのキャットフードを与えてしまうと、栄養失調になってしまうこともあるため、出来るだけ高カロリーの食事をさせることを意識していきましょう。

ただ大型の品種であることから、食べ過ぎてしまうこともあります。そんな時は食事制限を設けるなど、与え方にも注意しながら育てていく必要があるので、肥満にならないように注意しましょう。

まとめ

布製のぬいぐるみという意味が込められているように、飼い主の膝の上でくつろいだりして、甘えてくる姿が可愛いと評判のラグドール。飼い猫として人気の高い品種ですが、比較的大きくなりやすいことから、与える食事の量やキャットフードの種類には、十分注意が必要です。

おっとりしていることから、運動で肥満を解消することは難しいかもしれないので、食事の管理は徹底して行うようにしてください。

今回紹介したキャットフードであれば、安全性が高いだけでなく、与える量を調整していけば肥満になることも少ないので、ラグドールの飼い主の方は一度試してみましょう。