猫の健康と食事

キャットフードの保存方法とは?おすすめの保存容器を紹介!

キャットフードの保存方法とおすすめの保存容器

毎日愛猫に与えるキャットフード。実は保存の仕方によっては劣化するということをご存知でしょうか?劣化すると、愛猫の食いつきが悪くなったり、匂いが悪くなる恐れがあります。

そのため、人の食事と同じように保存方法も考える必要があるのです。どのような方法で保存を行うのか、またおすすめの保存容器についても紹介していくので、参考にしてみてください。

キャットフードは保存・管理しないと酸化する

キャットフードの保存方法は管理が大切

キャットフードには脂肪分が含まれており、空気中の酸素に触れることで、化学反応を引き起こし、酸化して過酸化脂質となってしまうのです。

過酸化脂質は摂取することで、悪玉コレステロールになり、蓄積してしまうと皮膚や内臓に大きな負担をかけてしまいます。病気に繋がることもあるため、出来るだけキャットフードの脂質が過酸化脂質に変化しないように、保存・管理を考える必要があるのです。

また味や栄養面でも変化が生じるので、キャットフードの保存・管理は徹底して行う必要があります。味については、酸味や苦みが生じてくるため、普段とは違うキャットフードの味に愛猫が戸惑ってしまい、食欲不振に繋がるかもしれません。

栄養面については、ビタミンA.D.Kなどの栄養素が分解されてしまい、新陳代謝が低下することに繋がります。また嘔吐や下痢が発生する可能性もあるので、注意が必要です。

キャットフードを保存する場所として考慮する点

キャットフードが劣化するのは、開封してからのことです。開封した後に、どのような場所に保存するのか、考慮する点について解説していくので、参考にしてみてください。

1.キャットフードの保存は湿度が高い場所は避ける!

湿度が高いところは避ける

湿度が高いところは、空気中の水分が多いため、キャットフードの劣化を早めてしまう恐れがあります。特に台所の下や洗面所は湿度が高い傾向にあるため、キャットフードを保存する場所としては適していません。

2.キャットフードの保存場所は直射日光を避ける!

直射日光を避ける

キャットフードに直射日光があたると、劣化が早く、すぐに酸化の影響を受けてしまうので、日陰の場所で保管することを意識しましょう。

特に窓際など、日光があたる場所はNGなので、棚が近くにあったとしても、直射日光があたる場所にキャットフードを置かないでください。

3.キャットフードを保存する場合は温度を一定に保つ!

温度を保つ

1日の温度差が激しい場所は、結露が発生することで、キャットフードの劣化を早めてしまう可能性があります。出来れば温度を一定に保つことができる場所に保存しておくようにしましょう。

食器棚や日の光があたらない場所などが好ましいです。持っているのであれば、近くに除湿器を置いておくと、湿気も発生しないので保存には最適な環境を作り出すことができます。

キャットフードの保存方法

酸化を防ぐことで、キャットフードの劣化を抑えることができます。どのような方法で酸化を防ぐことができるのか、キャットフードの保存方法について解説していくので、参考にしてみてください。

1.キャットフードを密閉容器に入れて簡易保存する!

真空容器に入れる

キャットフードに酸素が入り込まないようにすることで、キャットフードの酸化を抑えることができます。酸化を抑える方法としておすすめなのが、密閉容器に入れるという方法です。

密閉容器には、いくつか種類があり、ビン・缶・プラスチックタイプなどが主流になります。それぞれのタイプに大きな差はありませんが、ペット専用のフードストッカーという商品があるので、密閉容器を探しているのであれば、フードストッカーを利用してみてください。

ペット専用のフードストッカーであれば、キャットフードが空気に触れることを防ぎ、さらに湿気も抑える構造になっているため、安心してキャットフードを保存することができます。

2.キャットフードを真空ストッカーに入れて完璧保存する!

真空ストッカーに入れる

ペット専用フードストッカーの中には、真空密閉できるストッカーがあります。種類は主に、手動ポンプで空気を抜くタイプとボタンを押すことで自動的に真空状態にするタイプがあるのが特徴です。

真空状態で保存が可能なため、空気に触れることも湿気が増えることも防止してくれます。

3.キャットフードを個別に袋止めクリップで保存する!

真空パックに入れる

ジッパーが付いていないキャットフードの袋は、袋止めクリップを活用することで、簡易的に密閉空間を作り出すことができます。しかし、完全に空気を抜くことが難しいため、比較的酸化しやすい方法なので、注意しましょう。

キャットフードのおすすめ保存容器

いつまでも愛猫に美味しいキャットフードを食べさせてあげたいという方に、キャットフードを保存・管理するために、おすすめの保存容器を紹介していきます。

1.アイリスオーヤマ密閉フードストッカー

家電やプラスチック容器の製造を行っている「アイリスオーヤマ」から販売されている密閉フードストッカー。袋ごとフードストッカーに収納することができるため、大変便利なのが特徴です。

密閉することで、キャットフードが空気に触れることを防止し、また日光遮断効果もあるのがメリットになります。

フタの部分がパッキンとバックルでしっかり密閉されているので、キャットフードの劣化を抑えることが可能です。開閉も容易なので、使い勝手も抜群になります。

フタの裏側には除湿剤をセットすることもできるので、フードストッカー内の湿気を抑制することも可能です。

2.真空フードストッカー

専用ポンプを使用して真空状態にすることで、キャットフードを新鮮な状態で保存できる「真空フードストッカー」。特に「ナチュラルハーベスト」から販売されている真空フードストッカーは、専用ポンプを上下に動かすだけで脱気させることが可能です。

開ける時は、「PUSH」ボタンを押すだけなので、誰でも簡単に使用することができます。「シュー」という音がしなくなったら真空状態が完全に解除されたことになるので、一度利用してみてください。

3.ハンディーフードピッチャー

持ち運びが便利な小型のフードストッカーで、虫や湿気からキャットフードを守ってくれるのが特徴です。コップのような取っ手がついているため、スコップなどを使用しなくても、傾けるだけでキャットフードを取り出すことができます。

利便性は高いハンディーフードピッチャーですが、他の保存方法と比べると、鮮度を保つのが難しい可能性があるでしょう。

使用する時は、出来るだけジップロックで小分けに保存しておいたり、除湿剤を一緒に入れておくことで、キャットフードの劣化を防ぐことができるので、自分なりの方法を試してみてください。

キャットフードを冷凍庫で保存する方法もある

冷蔵庫で保存する

今まで紹介してきた方法であれば、常温で保存することも可能ですが、キャットフードを一番酸化しないようにするためには、冷凍庫で保存する方法もあります。

冷凍庫であれば、空気に触れることなく、湿気の影響も受けることがないため、毎日新鮮なキャットフードを与えることが可能です。

やり方としては、ジップロックに小分けして冷凍庫に保存しておき、必要な時は冷蔵庫で自然解凍すれば、いつでも新鮮なキャットフードを与えることができます。

まとめ

愛猫に毎日の食事として与えるキャットフードは、油断しているとすぐに劣化してしまいます。湿気や直射日光を避けて、保存できる場所を決めて保存しておきましょう。

今回紹介した保存容器であれば、キャットフードの劣化を抑えることができるので、いつまでも食いつきのいいキャットフードを与えるのであれば、一度試してみてください。

キャットフードの劣化を抑えることは、味の面だけでなく、健康面でもいい影響を与えてくれるので、早めに実践することをおすすめします。