こんにちは!「キャットフードと私」編集長のミナミです。
愛猫が毛玉やキャットフードを吐いてしまうと、初めての人は驚いてしまいますよね!
しかし、人間は風邪や体調不良の時以外には、ほとんど吐いてしまうことはありませんが、猫は日頃の生活の仕方次第では、よく吐いてしまうことがあります。
それは猫の習性や生活習慣が影響しているので、日頃から猫の行動には十分注意しておくことが重要です。
猫が毛玉や食事を吐いてしまうと、いきなりのことで驚いてしまうかもしれませんが、しっかり原因を把握しておき、対策を講じておきましょう。
今回は、猫が毛玉や食事を吐く原因や対策方法についてお教えしていますので、参考にしてみてくださいね!
目次
注意が必要?猫が毛玉を吐く4つの原因とは?
原因 | 重症度 | 備考 |
グルーミング | 特に問題はありませんが、グルーミングという習慣です。 | |
ブラッシング不足 | ブラッシング不足が原因で毛玉を吐き出します。 | |
皮膚病 | 皮膚に問題がありグルーミングのし過ぎで吐いています。 | |
消化器官に疾患 | 胃や食道に問題があり吐いています。 |
体質によっては毛玉を吐きやすい猫がいますが、原因は様々なことが考えられます。猫が毛玉を吐く原因とは、どんなことがいえるのか詳しい内容を解説していきましょう。
1.グルーミングで毛を飲み込んでしまう
猫は習性によってグルーミングを行い、自分の体を綺麗にしようと、毛を舐めることを習慣的に行います。
グルーミングを行うことで、毛を飲み込んでしまい、まとまって後から吐いてしまう猫も多いのです。
特に長毛の猫は毛が長いことから、胃の中でいっぱいになり、毛玉を吐くことが多いと言われています。綺麗好きな猫ほど、毛玉を吐くケースが多いので、猫の様子をしっかりチェックしておくことが重要です。
2.ブラッシング不足
猫は1日の間に、相当数の毛が抜けるため、それを全てグルーミングで飲み込んでしまうと、毛玉を吐く原因となることがあります。
毛玉を飲み込んでしまわないためにも、短毛種であれば最低でも1日に1回、長毛種であれば1日に2回ブラッシングを行うようにしましょう。
特に春や秋といった季節には、猫の換毛期が訪れるので抜け毛が一気に増えます。換毛期には、ブラッシングを念入りに行うようにして、毛玉を吐くことを予防しておきましょう。
3.皮膚病の影響
猫が皮膚病にかかってしまうと、患部を意識して、いつもより念入りに同じところを舐めるようになります。原因はダニやノミ、アレルギーやアトピー性皮膚炎などが考えられるでしょう。
よく舐めてしまう結果、毛玉を吐くことに繋がるので、飼い猫が同じところを執拗に舐めているようであれば、皮膚病が発症していないかチェックしておくことをおすすめします。
4.消化器官に疾患を抱えている
消化器官である胃や食道といった場所に、疾患を抱えている場合は、毛玉を吐く回数が増えると言われています。
通常の毛玉を吐くペースよりも早いと感じた時には、消化器官の疾患を疑った方がいいので、様子がおかしいと感じた時には、病院で診察してもらうようにしましょう。
猫が毛玉を吐かないようにするための3つの対策方法
対策方法 | 効果 | 備考 |
ブラッシング | 毎日のブラッシングで毛のケアをしてあげましょう! | |
猫草を有効活用 | 頻繁に吐くことを制御してくれることもあります! | |
トリミング | トリミングを頻繁に行うとストレスが掛かりやすいので注意しましょう! |
猫が毛玉を吐きだすのは、習性といっても何度も行っていると相当な体力が消費されることに繋がります。
猫が毛玉を吐かないようにするためには、どんな対策方法を行えばいいのか、詳しい内容を解説していくので、参考にしてみてください。
1.定期的にブラッシングを行いましょう!
抜け毛をグルーミングして飲み込まないように、定期的にブラッシングを行ってあげることが、毛玉を吐かないようにする対策として有効です。
特に長毛種の猫に関しては、毛玉を吐くペースが短毛種より多いと言われているので、最低1日2回は行ってあげるようにしましょう。
2.猫草を与えてみましょう!
猫草を上げることで、猫が嘔吐するきっかけになると言われています。猫草に含まれている繊維質の影響で、毛玉が吐き出されるので、頻繁に毛玉を吐くことを抑制することが可能です。
猫も毛玉が胃の中に溜まっている時に、猫草を食べることが多いので、猫草を食べたら毛玉を吐きだす兆候と捉えて、飼い猫から目を離さないようにしましょう。
3.トリミングを行う
猫は習性でグルーミングを毎日行っているので、トリミングを行ってしまい、グルーミングで飲み込んでしまう毛をカットしてしまうのも一つの手です。
しかし、猫によってはトリミングを行うことで、ストレスを感じてしまい、グルーミングを過度に行ってしまうことで、皮膚炎を発症してしまうこともあります。
今までの毛の長さを変えることになるので、トリミングを行う危険性も考慮してから、トリミングを行うかどうか、検討してみてください。
猫が食事(キャットフード)を吐く3つの原因って?
猫が食事を吐いてしまった場合は、いくつか原因が考えられます。なぜ食事を吐いてしまうのか、具体的な原因を解説してくので、参考にしてみてください。
1.誤飲や誤食
猫はヒモなどのおもちゃになるような物を口にして、誤飲・誤食をしてしまうことがあります。輪ゴムやクリップなど、日常的に使用する物も誤飲・誤食することで、胃の中に違和感を覚えて吐き出すので、食事を吐き出す原因の一つとして考えられるでしょう。
カウンターの上などに「大丈夫だろう」と置いてしまったものを誤食することもありますので、お家の中をしっかりと整理する環境を作りましょう!
2.空腹時間が長かった
猫はお腹が空いてしまうと、白い泡や黄色い液体を吐いてしまうことがあります。白い泡は胃液で、黄色い液体は胆汁であるケースが多く、どちらも空腹であることを指しているのです。
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3.油分や穀物が入っているキャットフードに反応した
油分が多かったり、穀物が含まれているキャットフードを食べた場合、消化不良を引き起こして、食事を吐いてしまうことがあります。
特に歳を重ねたシニアの猫ほど、消化不良を引き起こす可能性が高いので、与えているキャットフードの成分表はしっかり確認しておきましょう。
猫が食事を吐かないようにするための対策方法
猫が食事を吐いてしまうと、十分な栄養が摂取できないので、食事を吐かないように対策方法を検討しておくことが重要です。どのような対策方法であれば、猫は食事を吐かないのか、詳しい対策方法を解説していきます。
1.誤飲や誤食になる物を出掛ける時に片づけておく
猫は赤ちゃんと同じように、落ちているおもちゃを誤飲・誤食してしまうことがあります。特にヒモや輪ゴムといった物を好んで口にする性質を持っているので、出掛ける前にしっかり片づけておくようにしましょう。
2.夜に少量のご飯を与えるか早朝に食事をさせる
空腹時間が長いと、白い泡や黄色い液体を口から吐き出してしまう猫がいます。その場合は、夜に少量のご飯を与えて空腹にさせないことや早朝に食事を与えることで、空腹にさせない対策が有効です。
お腹を空かせて猫が吐いてしまうと、相当なストレスになるので、しっかりご飯の時間を決めて空腹にさせないように努力しましょう。
3.キャットフードを切り替える
油分や穀物が含まれていることで、猫食事を吐いてしまっている可能性もあるので、何度も食後に吐いているようであれば、キャットフードを切り替えてみることをおすすめします。
消化不良が治まれば、吐くことも少なくなるはずなので、消化吸収のいい成分が含まれているキャットフードを選択していきましょう。
まとめ
猫が毛玉や食事を吐いてしまうのは、日常的な習慣や飼い猫のブラッシングを怠ったりすることで発生することがわかりました。
定期的にブラッシングを行ったり、猫草を与えることで、毛玉が胃の中に溜まることを予防することができるので、面倒臭がらずにしっかり管理してあげましょう。
また食事を吐いてしまうのは、キャットフードの成分が飼い猫に合っていない可能性もがあります。
何度も食後に吐く様子が確認されれば、キャットフードを消化吸収のいいキャットフードに切り替えて、消化不良を引き起こさない食事に切り替えていきましょう。
毛玉や食事を吐く原因を特定して、対策方法を講じれば、きっと吐く頻度は少なくなるはずなので、何が原因か猫の様子をしっかりチェックすることを怠らないようにしてください。