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シャム猫の性格って?寿命・歴史・しつけ・性別などの特徴から分析!

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獣医の私
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こんにちは!「キャットフードと私」編集長のミナミです。

気品がありブルーの瞳がチャームポイントの「シャム猫」。見た目が可愛いことから、人気の品種となっていますが、飼うとなると、どのような点に注意しなくてはいけないのでしょうか・・・?

シャム猫の性格は、他の猫種とどう違うのかも気になりますよね!また気になる寿命や歴史、しつけや性別によって特徴がどのような違いがあるのか、詳しい内容を解説していきます。

ということで、今回は、これからシャム猫を飼ってみたいという方に、一緒に生活する上で注意しないといけないことなどお教えしますので、参考にしてみてくださいね♪

まず始めに、シャム猫の歴史(ルーツ)からどうぞ!

シャム猫の歴史

気品のある存在感を放っているシャム猫の起源は、1300年代に遡ると言われています。古代のタイ王国で由緒ある家系にのみ飼うことが許されていた存在なのがシャム猫です。

そのため、王家に飼われていたこともあって、上品でわがままな性格なのかもしれません。

タイ以外では、1885年にイギリスで飼われていた歴史があります。タイ王族がイギリス総領事に2匹のシャム猫をプレゼントしたことがきっかけです。1892年にスタンダードが作成されて、1901年にはキャットクラブが設立されたといいます。

シャム猫の性格

シャム猫はオスとメスによって、多少性格は異なりますが、基本的な部分では同じです。自由気ままな猫の性格に違わずに、シャム猫も自由奔放であることが一般的になります。

具体的には、どのような性格をしているのか、詳しい内容を解説していくので、参考にしてみてください。

1、シャム猫は活発で好奇心旺盛な猫が多い!

シャム猫は好奇心旺盛

シャム猫は活発な性格をしていて、部屋中を駆け回るような無邪気さがあります。そのため、体は筋肉質でたくましいのが印象的です。また好奇心が旺盛であるため、新しく買ったおもちゃで飼い主と一緒に遊ぶのが好きな部分もあります。

一人でも運動をさせる必要があるため、キャットタワーを購入して遊ばせたり、広い空間を確保することが重要です。

2、いたずら好きのシャム猫は飼い主を困らせることも!

シャム猫はいたずら好き

シャム猫は好奇心旺盛な部分からいたずらが好きという一面があります。眼鏡や家具を隠すといういたずらに困ってしまうという飼い主も多いのが特徴です。

シャム猫を飼うのであれば、いたずらには注意して、無くすと困るような物は前もって保管しておくことをおすすめします。

3、神経質で警戒心が強いため、多頭飼いは難しい!

シャム猫は警戒心が強い

シャム猫は神経質で警戒心が強い性格をしているので、初めて見る相手には警戒して近付いてこないような状態が続くことがあります。しかし、一度心を許した相手であれば、甘える可愛い特徴もあるので、ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。

また神経質であることから、多頭飼いは難しいと言われているので、2匹以上飼う場合は、ケージを用意して自分の場所を確保させてから一緒に飼うようにしてください。

4、シャム猫はわがままで自由奔放で気難しい性格もある!

シャム猫は気難しい

シャム猫は、猫の品種の中でも自由奔放な性格をしているため、わがままな態度が多いのが特徴です。自分が好きなタイミングにご飯を与えなかったり、遊んでくれなかった時に拗ねてしまうことがあると言われています。

気難しい性格をしていますが、それだけ飼い主のことが好きなことを不器用なりに表現しているのかもしれません。

シャム猫の平均寿命は何年?

シャム猫の平均寿命

出来れば愛猫の寿命は長く生きて欲しいものですが、シャム猫の平均寿命は何年なのでしょうか。個体差によるものが大きいのですが、平均的にシャム猫の寿命は10年~13年と言われていて、猫の平均寿命である15年よりも短い傾向にあるのが特徴です。

ただ近年では、ペット全体の寿命が長くなっている傾向にあるため、日常的に与えるキャットフードに注意を払っておけば、平均寿命よりも長く生きてくれる可能性もあります。

日頃の体調管理と、定期的に健康診断を行って体のケアをしっかり行ってあげてください。

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シャム猫のオスとメスの違いについて

シャム猫のオスメスの性格

自由奔放で警戒心の強いシャム猫ですが、オスとメスとではどのような違いがあるのでしょうか。具体的な違いについて解説していくので、参考にしてみてください。

1、性格

シャム猫のオスとメスの性格の違いについては、オスの方が感情的にストレートな性格をしているため、甘え上手なケースが多いようです。メスの方は気高さがあり、神経質な性格をしていることが多いので、育てる上でどちらの方がいいのか、確認しておきましょう。

2、体のサイズ

オスとメスと比べると、体のサイズはオスの方が大きく、筋肉質である特徴を持っています。運動量もオスの方が多いので、適度におもちゃで運動をさせたり、部屋に運動できるためのキャットタワーなどを用意しておくことが重要です。

3、繁殖時期

繁殖時期には去勢や避妊をしていないと、オスとメスとでは行動に違いが生じます。オスの場合は、特に変化はないのですが、繁殖時期のメスの鳴き声を聞くと外に出たがるので注意が必要です。

メスの場合は、神経質になって外に出たいと、頻繁に鳴き始める傾向にあるので、ドアを開けた瞬間に脱走しないように注意しましょう。

シャム猫のしつけポイント

シャム猫のしつけ

猫は犬と違って、比較的しつけを行うのが難しいと言われています。そのため、大人になる前の子猫の時期に、しっかりしつけを行って、覚えさせておくことが重要です。シャム猫はどのようにしつけを行っていくのか、しつけのポイントを紹介していくので、参考にしてみてください。

1、ハンドリング

猫は社会化期と言われる時期があり、それが生後2~7週までの間のことを指しています。この時期に、4人以上の人間が1日1時間以上触れ合うことで、人懐こい性格になるのですが、この行為のことを「ハンドリング」と呼ぶのです。

ハンドリングを行った猫は、行っていない猫と比べると、人慣れしているので、比較的飼いやすい性格であるといえるでしょう。

2、犬と違うので叱らない

犬の場合は、叱ると反省して悪いことをしなくなる傾向にあります。しかし、猫の場合は叱るとおびえてしまう可能性があるのです。犬と猫とでは学習能力に違いがあるので、犬と同じように叱るのはやめておきましょう。

3、ご褒美は猫が好きな物を与える

犬の場合は、しつけが上手くいった時にたくさん褒めてあげることが、しつけを行う上で重要なポイントになります。しかし、猫の場合は褒めるよりも好きな物をあげた方がしつけには最適です。

特にシャム猫の場合は、ご褒美に一緒に遊んであげると喜ばれます。時間が許す限り遊んであげて、言うことを聞くと飼い主が構ってくれるということを覚えさせていきましょう。

シャム猫を飼う上での注意点

シャム猫の飼い方

シャム猫は警戒心が強く、神経質である一面があります。そのため、飼う上ではいくつか注意しないといけない点があるので、紹介していきましょう。

1、定期的に遊んであげる

シャム猫は一人遊びも行うほど活発ですが、基本的には一人で遊ぶよりも飼い主と一緒に遊ぶ方が好みます。また一緒に遊んだ方が運動量も多いことから、定期的にシャム猫と遊ぶ時間を設けるようにしましょう。

2、スキンシップは毎日行う

意外にも甘えたなシャム猫は、毎日スキンシップをしてあげないと拗ねてしまうことがあります。また相手をしないことで、ストレスが溜まっていく可能性もあることから、ブラッシングを兼ねたスキンシップを1日1回行うようにしましょう。

3、いたずらで怪我をしないように

シャム猫はいたずら好きであることから、高いところから物を落としたり、手足を挟むといったことが日常的に生じます。そのため、日頃から注意していないとシャム猫が怪我をしてしまう可能性があるので注意しましょう。

まとめ

昔はタイの王家に飼われていたシャム猫は、今でも上品で神経質な性格をしているので、初心者には飼いにくい品種かもしれません。

しかし、一度飼い主のことを信頼できる人物と認識した後は甘えてくるので、甘えてくる時は素直に可愛がってあげましょう。

シャム猫のタイミングで相手をしないと、拗ねて無視をすることもあるので、しっかり構ってあげましょう。

また、シャム猫の健康維持には、毎日の食事や体調管理なども重要になります。定期的な健康診断などをすることで病気になるリスクを減らすこともできます。

下記では、シャム猫の食事で注意してあげたいことや、選び方などおすすめのキャットフードをお教えしている記事です。気になる方は、参考にしてみてくださいね♪

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